術創部の熱感、腫脹の有無、動作時と過重時の痛みにあわせて訓練すすめていきます。
術後1週間は投薬コントロールとIcingを病棟にて徹底してもらいながら、
痛みにあわせて訓練内容を適宜変えていきます。
どんどん膝の状態が変化するので、痛みなく、いい反応のリハは
「いいですね。」
とほめてそのまま訓練。
痛みがでる場合は、「どこが気になりますか?」
と聞きながら、その場所や度合いを確認。
それにあわせて、
提案「じゃあこの練習は?」
反応のいい方法を伝えていきます。
例えば、運動時が強ければ、荷重トレーニングを優先。
OKCが痛ければ、CKC.その逆もしかりといった感じです。
毎日のリハビリの中で状態のどの部分がかわってきたか?
ROM? lag? 歩行量? 動きの質?
今後は順調かどうか?をチェックしながら、的確に伝えていくこと。
同じTKAであっても、人によって反応がまちまちなので、
3週間という期間を使ってROM120°杖歩行自立にもっていけばいいと考え、
無理なくすすめていっていました。
その際に手術中の角度は何度曲がっているのか、
曲げるために必要な制限因子は何なのか?、
本人の訴えは何か?を丁寧に確認すれば、ほとんどがよくなります。
ただ、その確認をきっちりと最初の1週間で確立できるかが勝負だと思います。
ただただ良くなっていってしまう場合もありますが、
セラピストとして、どこがよくなったのかの声かけフィードバックは忘れずに。
どこが良くなっているのか、意外と本人達は自覚していないので伝えてください。