2012年1月9日月曜日

評価~動作が上手にできない。~

少し概念的な話になります。
今回のポイントは、
評価は相手の適切な身体機能と理解力を把握する(基準を持つ)事と
相手にあわせた適切な声かけ、ボディーランゲージする(伝達手段を持つ)事が重要という話です。
「うまく立てない」場合を例にあげて考えてみます。

例えば自分が評価して、相手の動作が予想していた動作と異なる場面があります。
ここで最初に考える事は何かしら自分の身体機能評価において、
評価もれor過大に評価している事を考えます。
そんな時は相手に「どうですか?」と確認。「大変。」「痛い。」などさまざまありますが、
「どこですか?」と確認。「腰。」「膝」さまざまですが、その部分とその部分の身体機能の上下
(膝なら股・足部のチェック、腰なら体幹、股部のチェック)のチェックをして再評価します。

 もう一度チェックしてやはり機能的には立てるだろうと判断したとします。
その次の問題点は「身体の使い方がうまくわからない」場面です。
相手は怪我や病気によって入院し、またそれによる廃用などの影響から「新しい身体」の状態で
リハビリがスタートしています。

そんな時は環境設定をしていきます。
・具体的には手すりを持たせる(上肢の介助を利用する)
・座っている座面を高くする(運動負荷を下げる)です。
つまり動きそのものを思い出してもらうために反復練習をします。
その際、ハンドリングと声かけにて正常の立ち上がりパターンを誘導して
動きを覚えてもらうorさらなる運動負荷の軽減をはかります。
(ここは経験を積んだ先輩PTはかなり適切。ぼくはまだまだ未熟です。)

もうひとつのポイントは「声かけ」の仕方です。
(ここも経験を積んだPTの先生達のうまさですが。。。口頭指示でもできる人はできます。)
口頭指示だけではなく自分の身体を使って、例えばジェスチャーや見本をみせて伝えます。
理解していると実践できるとは別問題だからです。
(イメージとしては自分自身が新しいスポーツをやる時と一緒で、「口説明のみ」と「口説明+プレイをみる」だとどっちがわかりやすいかという感覚でとらえてもらえればと思います。)
なので相手をみながら、なるべくわかりやすく、シンプルにする事を心がけています。

ここから最近いつも考える事は、
伝わらないのは自分側の説明不足なので、決して相手は悪くないって事です。
必ず本人にわかるようにいろんな方法で伝えてください。
実際には認知症が重度の相手もいて、指示がまったく入らない場面ももちろんあります。
たとえそうであってもできる方法を評価して、目標を立てていく事が大切と思ってます。

そして後は反応良くできたら、ほめてください。できる限り具体的にどこが良かったとほめてください。訓練が終わった時、お互いに笑顔で終われる事を意識して日々取り組んでいます。

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